PET樹脂を食べる微生物と包装②

京都工芸繊維大学と慶應義塾大学の研究チームは、PETにさまざまな分解菌を与えました。その中からPETを主なエネルギー源と炭素源とする新規のバクテリアを、分離して取り出すことに成功しました。

これを「Ideonella sakaiensis201-F6」と命名しました。このバクテリアは②種類の酵素を作り出して、これを媒介として、まずPETをモノマーレベルにまで分断します。次に加水分解によって生成したエチレングリコールやテレフタル酸を炭素源および栄養素として増殖することを突き止めました。

薄いPETフィルムの場合、30℃の定温状態で、フィルムが崩壊するのに6週間かかったということです。この方法はプラスチックリサイクルや散乱ゴミ解消にとって、全く新しいアプローチになるといえます。環境問題を解決する大きな力となるはずです。