多様な生物と人間の活動

熱帯雨林には、地球上に存在する生物の種の4割ほどが生息する聖なる地であると専門家たちが語っております。地球上には約40億年前にさかのぼって生物が誕生したと考えられておりますが、これまでの気の遠くなるような年月のなかで多種多様な生物がお互いに関わり合いながら複雑な生態系を築いてきたと言われております。近年、人類の活動による地球環境問題が引き金となり、かなりのスピードをもって地球上の生物たちの種の絶滅が報告されてもいるようです。さらには、土地開発などによって1990年頃から減少しはじめた熱帯雨林に生息していた1万~5万種の生物たちが絶滅の危機に晒されていると言われております。このような現実は、地球上の多様性に溢れる生物の種が雑滅する様子を伝えているようなのです。生物の多様性は地球環境の健全さを表しているなどと研究者たちは述べています。人間による無秩序な土地開発や急激な人口増加は、多様な生物の存在を脅かすことともなっているようです。最近では、プラスチックごみ問題が、海洋生物に与える悪影響が世界的にも問題となっております。最近のニュースのなかで、皆さんも記憶に新しいのではないかと思われますが、日本の女子学生が、お菓子などの個別に包装されたパッケージについて署名運動を行っているなどという報道を耳にしました。スナック菓子のプラスチック包装をはじめ、食品などを包装するプラスチック容器が、海洋汚染のマイクロプラスチックとして海洋生物たちを苦しめているという現実があるようです。私たちは人間の活動の犠牲となっている多様な生物の存在に気づかなくてはなりません。